第一回の説明会を終え、新たに組織としてのパンフレットの作成するなどしているうちにブログの更新に頭が回らずにいました。
どうも私自身はクリエイティブが止まらないような人間ではなく、限られたリソースを何処かに向けてしまうと優先順位をつけて作業をしてしまうようで、こちらの更新が滞ってしまった。一段落して、ようやくこちらにも手が回るようになった、といったところです。
今回はSAMについて。
SAMの登録は「多少辛さを伴う」のが日米官民の共通認識であって、まぁ、時間と労力が必要となる。登録したい企業側からすると登録が目的ではなくそのあとに控える入札や契約などが目的であることから、あくまでスタート地点に立つための作業に過ぎない。それが辛さを伴うのだから、私達のこれまでの知見を活かし、その辛さを軽くしたいというのが私の考えではある。
実際のところ、新規登録の場合にはおよそ2ヶ月近くの時間を要するというのが現在の環境である。入札などの申請時期がその取得まで待ってくれるはずもない。そのため、極力早期に進める工夫や、手配しなければならない資料の事前見通しを立てることが重要である。いずれにしても初見で進めるには少し険しい道程が待っている。スタートラインに立つまでに、である。
また、ここで得られる経験というものはなにかに潰しが効くわけでもない。所謂、お役所への申請書類提出であるため、定められた規則に則り、正しい形で正規に申請する必要がある。この経験は書類作成に長ける人員を必要とし、担当者との会話も重ねる必要もある。英語で。
さらに年一度、この作業が求められる。自社でそれだけのリソースをSAM登録に割くのは、個人的には少々もったいない、と感じる。本来であればその先に控える事業自体に深く関わるはずが、その手前でつまづき、「辛さを伴」った状態でスタートラインに立つこととなるためである。そのような浪費は事業自体の事前準備などに費やしたいはずでしょう。
日本ほどわかりやすくガイドラインが引かれているわけではなく、また異なる言語で進める必要があるわけで、必要回数も少ない。なんとも企業にとっては負荷のかかる、スタートラインに立つための「アップ」であろうか。